独楽まわし大会(年長さん)

新しい年を迎えて、一ヶ月ほど経ちました。東山幼稚園では、四季折々の行事や季節のあそびをたくさん取り入れていますが、お正月もかるた遊びをしたり、レジ袋を使って凧揚げをしたりと、お正月のあそびを楽しみます。特に年長さんは、木独楽に自分で絵や模様を描いて、紐を使って完成した独楽をまわす「独楽まわし」に挑戦します。そして毎年、誰の独楽が一番長くまわるかを競う、「独楽まわし大会」が行われます。先日この「独楽まわし大会」がお遊戯室で行われました。

独楽をまわすことはできても、紐を使って独楽を回転させる方法はみんな初めて。コツがつかめなくてなかなかまわらず、嫌になりそうになった時も、お友だち同士で声を掛け合ったり、回し方を工夫したりしながら少しずつ独楽がまわせるようになってきました。

自分の独楽がまわるととっても嬉しい!本番にうまくまわってくれなくて悔しい思いをしたお友だちも、少しでも独楽がまわってくれると「まわったー!」「ぼくは50回まわったよ!」などと大興奮で話していました。

決勝戦まで行けなかったお友だちにも「がんばったね。」のシールが贈られます。自分の気に入ったシールを選んだら、決勝戦の応援です。

いよいよ決勝戦。さすが勝ち進んだ独楽ばかりなので、どの独楽も元気いっぱいに回って、なかなか止まる兆しを見せません。みんなの応援にも熱が入ります。「いけーっっっ!!」「そのまま止まらないでーっ。」と大きな声で応援しました。

長い戦いの結果、1位~3位が決まり、入賞したお友だちにはそれぞれにメダルが贈られました。「すごかったねー。」「かっこよかったよ。」とみんなから、たくさんの賞賛の声も贈られました。

現代の子どもたちは、ゲームやSNSなどの世界でお友だちと交流したり、自分を表現したりすることが主流になっています。でも昔ながらの独楽まわしやカルタあそび、手あそびや鬼ごっこなど、お友だち同士触れ合いながら、自分の身体を使って表現したり競い合ったりすることで体験できること、得られる思いは無限大です。今回の独楽まわしだけでなく、子どもたちはけん玉やあやとりなども大好きです。幼稚園では、子どもたちと一緒に色々考えて工夫する過程や、やってみようというワクワク感、そしてできた時の喜びをあそびを通してたくさん感じていきたいと思います。                      植田